
傘をさす人々の不安は、たった一つ。
青年部員達は、どれほどの人に尋ねられたでしょうか?
「花火はやるの?」
もちろんやります。
雨程度には負けはしません。

安全確保の為、交通規制が始まりました。
これより、文化会館前の上下4車線は、全て車両通行止めとなります。

ご覧のとおり、全くの進入禁止。
そして、メイン会場のステージ上では・・・

ご来賓の方々によるご挨拶があり、
そしてついに、藤井信一部長のカウントダウンが始まりました。
3・2・1・スタート!!

上がった!!
やっぱり雨雲が、花火を遮ります。
観客からは、「あー」という落胆の声が。
とにもかくにも、『第33回綾瀬市商工会青年部花火大会』がスタートしました!
だれだ雨男は?!
晴れた日とは、まるで違う趣きの花火が、打ちあがります。
まるで天体望遠鏡で宇宙をのぞいている様な、不思議な感覚です。
そしてスターマイン。
雨雲の無い地上は、美しい花火が吹き上がります。
この頃から、会場にも少しずつ風が吹いてきました。
すると・・・
低く空を覆っていた雨雲が少しだけ風に煽られ、
限られた真っ暗な闇の中、花火だけが浮き上がります。
よし!
と、思わず声を上げてしまうほど、待ち望んでいた風でした。
では、しばらく綾瀬の自慢の花火をご堪能下さい。
一つ花火が上がるたびに、お客さんからは歓声が沸き起こります。
それは、なぜだかご存知でしょうか?

それは、最大1尺5寸の超巨大花火が、こんなにも目の前で打ち上がるからなのです。
他の花火大会ではありえない大玉と、至近距離からの地上花火ならではの臨場感が、綾瀬最大の魅力なのです。
プログラムは進み、ついに1尺5寸(15号玉)の登場です。
しかし・・・
あまりにも高く打ち上がる為、まるっきり雨雲の中へ!!
これには、観客も青年部員もガッカリ。
雨のバカヤロー!!
しかし、綾瀬にはまだ、最高の見せ場があります。
2箇所同時に発射するスターマインのユニゾンと、大玉の乱れ打ちです。
このスターマインが2分以上も続くのです。
まさに百花繚乱!!

祭り会場からだと、こう見えます。
おおきい!
文化会館や鉄塔と比べても分かりますね。
とてつもない轟音からの、静寂。
そして余韻。
この瞬間が、もっとも花火の儚さを感じさせてくれます。
これが花火の魅力なのかもしれませんね。

会場のお客さんも、目をそらさず最後の火の粉が消えるまで、空を見続けました。
そしてあたりに静けさが戻ると、ふと雨が降っていることを思い出します。
花火大会は、これで終わり。
雨の中、お帰りになるお客さんたち。
こんな日にもかかわらずのご来場、本当にありがとうございました。
心からお礼申し上げます。
さて、青年部員たちは、これから撤収作業です。
真夏とは言えども長袖でも凍えるような雨の中、片付けは着々と進められました。
そして、22時も回った頃、商工会館で反省会です。
疲れている暇なんてありません。
ひとりひとり、今日の花火大会についての反省点をみんなの前で発表し、来年に備えます。
それでも、まずはひと段落。
大仕事を終えた綾瀬市商工会青年部、2008年の集合写真。
みんな、お疲れ様!!
ご来場の皆様、ありがとうございました!!
しかし、僕らの花火大会はまだ終わらない。
・・・翌日の片付け編に続く・・・
一眼レフ3台使うと結構いいのが撮れるものですね。
なんか写真がはみ出しているんですけど・・
こんな事もできたんだね。