2009年03月29日

【取材】甘利明行革・公務員制度改革担当大臣に会ってきました 「前編」

前回好評をいただいた「取材」の第2弾!
今回は、地元選出の甘利明大臣を訪問し、気になることを質問してきました。

3月4日(水)、藤井部長以下7名は内閣府に向かいました。
内閣府は、首相官邸の向かい側、国会議事堂の隣にあります。

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国の重要な機関ですから、もちろん厳重なセキュリティにより守られています。
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一時通行証も、一人に一つずつ発行されました。

大臣室に通された私たちは、甘利大臣にお会いすることが出来ました。


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限られたお時間の中での面会ですので、早速質問させていただきました。

今回質問した内容は3つ。

■「天下り」防止について。行政改革・公務員制度改革担当大臣として考えている抜本的な対応策はあるのでしょうか?
■政治報道について。マスコミが部分的に切り取って報道してしまう内容を、どのように受け止め、解釈したらいいでしょうか?
■経済産業を政治家としてのライフワークとされている甘利大臣の、今の危機的な不況に対する考えをお聞かせ下さい。

です。



■「天下り問題」

甘利大臣:
 現在の官僚の出世は、国家公務員試験 I 種に受かった人、いわゆる「キャリア官僚」に有利な形になっていました。「ノンキャリア」では、局長以上のポストにはつけないのが通例でした。
 そして、どの省庁も上に行けば行くほど、当たり前ですがポストの数は少なくなります。課長までなら、キャリアの人数に割り当てる数は用意されていますが、局長の数はもっと少なくなるのです。

 そうすると、キャリアと呼ばれる人たちは同期で若干の年数の変化はあるけれど、基本的に課長までは全員なれます。ただ、それから先はポストがないから、そこで何をするかと言うと、いわゆる「肩たたき」をするのです。
 ただ、公務員は様々な法律上の制約や義務があります。その代償として、公務員を辞めさせられることはない、と言う身分が保障された仕組みになっているのです。
 つまり、一般の企業のように、クビにすることが出来ないのです。

 そこで、本人が自発的に「辞めます」という承諾をとるために、次の職場を紹介するのが、「天下り」なのです。

 改革として、去年、公務員制度改革基本法というものが成立しました。
 国家公務員試験 I 種、II種、III種による絶対的な区分がなくなり、総合職、一般職、専門職という分け方をするようになります。
 呼び方が変わっただけで同じではないか?と思われると思いますが、これからは年功序列、試験区分主義ではなくて、実力主義でポストが上がることもあれば下がることもあるようになります。
 一般職の公務員でも、幹部候補育成過程に行きたいと手を上げれば、能力審査があるけれども、客観的に評価されれば上を目指せるようになります。
 また、出身省庁主義を廃し、省庁横断の人事をしていけるようにもなります。能力がある人間を適切なポストで使えるように、省庁を超えた人事が出来るようにします。
 自分の省に仕えているという意識から、国家に仕えているという役人の意識改革を推進します。

 さらに、官から民に、民から官に、「官民交流人材センター」を通じ、官民の人材交流が出来るようになります。局長クラスは全員役人でしたが、これからは民間から転職してきた有能な人材が、局長・次官になることもあるかもしれません。

 つまりこれらの改革によって、重要なポストに就けるのは、能力のある人材になります。それ以外の人は居たいと言えば定年まで居られますが、重要ポストに就けない人の給料は上がらないようになります。
 そうすることで、今までの全体の給与の総額を維持したまま、肩たたきをしないでも済むような仕組みになり、そうすればその分だけ天下りがなくなるでしょう、という改革をするのです。

 その為に、「内閣人事局」という新たな機関を設け、今まで人事院が行っていた重要なポストの人事を内閣の機関で行えるようにします。また、人事院と各省庁にあった重要ポストの改廃や人事を、すべて「内閣人事局」の判断で、機動的に時代に即した形に出来るようにするのです。

 そうすれば、有能な人材を「国家」という単位で配置できるようになり、また、「天下り」をする必要がなくなると考えています。

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・・・残り2つの質問については、「後編」で!



posted by 綾瀬市商工会青年部 at 23:04 | Comment(1) | TrackBack(0) | 取材
この記事へのコメント
読んでいて楽しかったです。ありがとうございます。
Posted by なお at 2009年03月30日 08:12
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