2009年04月02日

【取材】甘利明行革・公務員制度改革担当大臣に会ってきました 「後編」

大好評!

取材記事「甘利明行革・公務員制度改革担当大臣に会ってきました」の後編です。

それでは早速、残りの質問

■政治報道について。マスコミが部分的に切り取って報道してしまう内容を、どのように受け止め、解釈したらいいでしょうか?

■経済産業を政治家としてのライフワークとされている甘利大臣の、今の危機的な不況に対する考えをお聞かせ下さい。


です。

■「マスコミの報道について」

 難しい話ではあります。
 私は、取材を受けている時は、気をつけて喋っているのですが、部分取りをされてしまうことが往々にしてあります。発言の全体のニュアンスで理解してもらいたいのですが、部分だけを抜き出して放送されてしまうのです。
 そうすると伝わるニュアンスが全然違ってきてしまいます。

 ただ、マスコミにそこを言っても、編集は自分たちの権限だから、と言われてしまうのです。

 ではどうしたらよいでしょうか?

 ディベートと言うのをご存知でしょうか?日本では、学校でディベートの授業はないでしょう?

 ディベートとは、例えば、自民党の言っていることが正しいか?民主党の言っていることが正しいか?でクラスを二手に分けて、はい30分論争してください、とやります。30分やったら入れ替えて、こんどは逆の立場で論争させます。

 すると、物事を客観的に判断する力が、子どもの頃からつくようになるのです。

 今の日本は、先生の教えることをひたすらインプットする教育ですから、自分でなにか考える教育になってはいません。
 子どもの頃から、降ってくる情報は正しい、というメンタリティになってしまうのです。それが新聞の言っていることは正しい、ワイドショーの言っていることは正しい、となってしまうのです。
 そうじゃなくて、「こいつの言っていることは違うんじゃないの?」という視点が自分の中にないといけないのです。

 さて、具体的にどう気をつけたらいいか?というと、今は、インターネットの時代で、個々に情報を発信しています。
 つまり当事者の意見をチェックするのです。インターネットは全員が放送局だから、当事者の話を見聞きできるのです。
 ただ、必ず一方だけではなく、逆の視点からみたらどうか?と言うことを心がけ、中立的な視点を持つことが大切だと思います。
そうすれば、マスコミの部分的な報道に惑わされることなく、自ら判断することが出来るようになると思います。


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■「景気について」

 この世界経済の破綻がまだ収まっていないのは、実体経済(物を作って物を売って、利益、付加価値が生まれる)を離れて、バーチャルの世界で、こういう取引をしたことにしようと言う、お金が右から左に動いて利益が突然生まれたことになっている経済が、拡大しすぎたために、おかしくなったと考えています。
 付加価値というのは、知恵を出すか汗を出すか、とにかく働いて利益を出すものですが、金を右から左に動かして、突然何百万円の利益が生まれる、と言うことが主流になってしまったのです。
 金融が本来の役目を忘れてしまったのです。金融とはお金の仲介機能です。何かしたいけどお金がない、お金は持ってるけど自分でやるつもりがない、と言う両者をつなげるのが金融です。資金を仲介して事業を起こすと言うのが、資金仲介機能という銀行の役割なのです。
 今は金融機関が本来業務を忘れて、金で金をもうける運用機能ばかりに特化してしまいました。

 日本経済では、何が一番の得意分野か?というと、付加価値を生むのは、「ものづくり」であると考えます。
 日本と言うのは、部材、素材から、部品から装置から、セットアップされた製品まで、フルラインナップで産業が揃っています。このシナジー効果を図れる国は、日本しかないと思います。
 日本の強みはなにか?と言うと、中小企業があるということです。中小企業とは単なる下請けではなく、イノベーションの源泉なのです。
 つまり、技術革新はどこから出てくるかというと、中小企業であって、大企業からはなかなか出てきません。

 大企業は量産化は得意です。ある技術を完成して、量産化するのは得意だが、ゼロからイノベーションを起こしていくのは不得意なのです。
 日本の圧倒的なアドバンテージは、ものづくりのフルラインナップが揃っていて、素材産業とか部品産業とか世界に冠たるものがいっぱいあるのが強みです。

 それに対し、ものづくり国家ではなく、よく金融立国論をおっしゃる方がいます。
 「そんなことを言ったってものづくりのシェアは3割で、7割はサービス産業だ」と言われますが、サービス産業がどこに興るかというと、ものづくりの派生産業として起きてくるのです。
 例えば、携帯電話というのが出来たら、着メロサービスとか駅ナビサービスとか、これを高機能に使うサービス産業が生まれ、その更に発展系として、ネットオークションとかの新たな市場も生まれてきます。

 ただ、そういうサービスは全て、ものづくりから派生してどんどん出来てくるのです。だから、サービス産業が7割でも、その中心に何があるかというのを忘れちゃいけないのです。

 それが日本の産業構造なんです。
 私が言いたいのは、「日本はものづくりを忘れた時に国が滅びますよ」、と言うことなのです。




以上が、甘利大臣に対する質問と、そのご回答でした。
たった40分の短いインタビューではありましたが、これだけ濃い内容のご回答をいただけました。

甘利大臣、お忙しい中、本当にありがとうございました。
予定時刻を大幅に過ぎていましたが、私たちのために熱く語って下さいました。

特に最後の話などは、ものづくりを担う私たち中小の商工業者にとって、心強い一言となりました。

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大臣と記念写真を撮らせていただきました。

この後、大臣は大臣室の窓から見える景色を紹介して下さいました。

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「あれが首相官邸だよ、今度はあそこでインタビューをやろうか?」

是非、総理大臣になって下さい。その時はよろしくお願いします。

この後、大臣は大急ぎで退室されました。
お忙しい中、貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。


さらに私たちは、大臣がいないことをいいことに、大臣のイスに座ってしまいました。

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藤井国務大臣です。
何を改革しますか?

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帰り際に、内閣府の一階で。

とても貴重な体験をさせていただきました。
甘利大臣、お忙しい中お時間を作っていただき、本当にありがとうございました。



posted by 綾瀬市商工会青年部 at 03:00 | Comment(3) | TrackBack(0) | 取材
この記事へのコメント
こんにちは。
今日は家でのんびり仕事なので、娘とブログ覗いたりしてます(^^)
娘にマウス投げられたりしながら・・(ToT)/
時間があるときに、またゆっくり寄らせていただきます。
ブログ応援してます(^_^)/
お互いブログがんばりましょう!!
また遊びにきます(^_^)/
Posted by ★KEEP BLUE★ at 2009年04月02日 09:08
サイト運営し始めた者なんですが、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
http://hikaku-lin.com/link/register.html
こちらより、相互リンクしていただけると嬉しいです。
まだまだ、未熟なサイトですが、少しずつコンテンツを充実させていきたいと思ってます。
突然、失礼しました。
bypb2wo1
Posted by hikaku at 2009年05月10日 16:11
コメントありがとうございます。
相互リンクのお誘い、大変ありがたいのですが当サイトの性質上、関係団体かそれに相応するサイト以外のリンクは遠慮させていただいております。
大変申し訳ありませんが、ご了承ください。
Posted by 情報委員長 at 2009年05月11日 20:12
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