2006年06月10日

私的魅惑的W杯 (勝手にコラムやっと2回)

1990年イタリア大会の開幕戦では衝撃が走りました。前回優勝国のアルゼンチンと対戦したアフリカのカメルーンが衝撃的な勝利、カメルーンのオマン・ビイクの2階からボールが落ちて来たかの様なヘディングで波乱の幕開けでした。前回大会であれほど輝いたマラドーナが体調不良で今イチ、そんな中でもカニーヒアとのコンビは相手には脅威となり、これまた今イチの出来のブラジルをこのコンビで決勝リーグで撃破しました。それにしてもブラジルは酷かった、これがあのブラジルかという感じでした。
この大会は,イタリアのACミランで活躍していたオランダの3人トリオ、フリット、ファンバステン(この時期私が最も好んでいた選手),ライカールトの活躍が期待されていましたがライカールト以外は怪我で駄目でした。しかし、敗れたものの決勝リーグでの西ドイツ戦は素晴らしい戦いでした。私的にはベストマッチの一つに数えてますが、退場者が出ての10人同士の戦いは近代サッカーでのプレーエリアの不自由さから開放されたかのようにスペクタクルな内容でした。
そんな中、今まではアウトサイダーといわれる国と選手が躍進し、次回のアメリカ大会への橋頭堡となりました。カーメルーンと老雄ロジェミラ、コロンビアの怪人バルデラマ、ユーゴスラビアのピクシーことストイコビッチなど。特にストイコビッチはマラドーナの後継者といわれる活躍をしましたが、国情などでその後暫く大舞台からは遠ざかりました。また、地元イタリアは当時世界最高と言われたACミランのバレージを守備の要として、若きバッジォと得点王スキラッチ(何でイタリアには大会で大化けするロッシみたいなのが出てくるのか?)により準決勝進出も、大延長戦(延長前後半で信じられないほど長かった)の末にアルゼンチンに敗れました。
優勝は西ドイツ。闘将マテウスにまとめられたチームは、クリンスマン(ドイツ大会監督)、ブレーメなどの活躍で、流石ドイツという戦い(良くも悪くも)で決勝へ。対するアルゼンチンは頼みのカニーヒアが出場停止、守備でドイツを梃子摺らせるも一蹴されてしまった。
大会とは関係ないが、ちょうどJリーグが開幕しこの大会に出場した、ストイコビッチ,リネカー、ドゥンガ、スキラッチなど多くの選手が日本で活躍をし、世界的プレーで魅了しました。
1994年はアメリカ大会です。この大会は、本大会よりも『ドーハの悲劇』として記憶されている方が多いと思います。正にサッカーという競技の醍醐味!何が起こるかわからない、ホイッスルが鳴るまでプレーしろと高校の先生に怒られていましたが。イランの選手がショートコーナー(あの時間帯に普通では考えられない)からセンタリングをした刹那、「あっマズイ!」運命を切り裂くようにボールはゴールに吸い込まれていきました。中山選手と同年齢(因みに試合もしました)の私も、他人事ではない様に茫然自失…
本大会は暑い中の戦いとなり、会場間の移動や、気温の高低が勝負の絢となっていったようでした。
開催国のアメリカは第3国を率いたらこの人しかいないというミルティノビッチが監督、GKメラーやララスなど特徴ある選手を揃え、サッカー不毛の地と言われた国(小学生とか女子のレベルでは皆サッカーやってるんですよ)を多いに盛り上げ、決勝トーナメントまで進めた。アメリカの闘う象徴7月4日にブラジルと決勝トーナメントで対戦、素晴らしい戦い振りを見せたが力尽きて惜敗してしまう。サッカーの楽しさを見直したのではないでしょうか。
この大会は衝撃的な事件もありました。コロンビアのエスコバルが自信の自殺点の論争から、大会終了後に銃殺されたのはセンセーショナルでした。ドイツのバスラーは観客に中指を立て『F○○○!』とやり出場停止。そして3大会目となるマラドーナが薬物使用によって大会追放(前回活躍のカニーヒアも)、でアルゼンチンも万事休す。
前回大会に息吹を見せていた、第3国と言われる国の活躍には目を見張りました。驚異的身体能力のアスプリージャと怪人バルデラマ(綿菓子みたいなアフロヘアでした)のコロンビア、大会得点王にもなった魔法の左足ストイチコフのブルガリア、そのブルガリアと3位決定戦で戦い勝ったスウェーデンなど。
特に驚きだったのはルーマニアです。ハジの左足から放たれるボールは秒殺で相手を沈めました。ボールの起動が糸を引いて見方選手や、相手のゴールに辿り着いていくんです。アメリカ戦のラドウチョウとのコンビや、イタリア戦のフリーキックは素晴らしかった。
一流国はどこも苦しみました。マラドーナの損失をオルテガが埋めようとしたアルゼンチンは決勝トーナメントまでは辿り着き、前回覇者のドイツも若返りに失敗しベスト8止まり、ベルカンプが芸術的プレーを魅せ、オーフェルマルスのドリブルで沸かせたオランダも同じく8止まりでした。オランダは大会前に監督のクライフを失った事が痛かった。いれば違う結果だっただろうに。
決勝はイタリアとブラジルの対戦。イタリアは大会前から誰をエースにするかの議論沸騰の中、バレージやバッジオが怪我を負い、満身創痍の中辿り着いた。しかし、ニューヨークからLAへの移動は過酷で、消耗していた事は間違いない。対するブラジルは,ロマーリオ、ベベットのFWコンビが好調。ドゥンガの怒声にチームが引き締まったのではないでしょうか。決勝は正に真夏の死闘、準決勝で復活を遂げたバッジオが鬼神のごとくプレーすれば、ローマ−リオが隙を突く、延長でも決着がつかずにPK戦となりました。神様の悪戯か(それとも日本の仏様か?)、この大会憑きまくったバッジオが外し、ブラジルが決めてとうとう死闘もジエンドとなりました。今回、今ひとつブラジルらしくないブラジルは、決勝で『お手々繋いで』入場と言うブラジルらしくない事で運をつかんだのでしょうか。


posted by 綾瀬市商工会青年部 at 13:24 | Comment(1) | TrackBack(0) | 元県青連理事の独り言
この記事へのコメント
本日、いよいよキックオフですね!サムライジャパンの活躍を期待しましょう。私もビール片手に応援しますです!日本!チャチャチャ!って・・バレーボールかな??
Posted by みなぞう at 2006年06月12日 16:36
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。