最近は価格もこなれてきた外国製線量計。精度の高いウクライナやロシア製の線量計を狙ってたのですが、ついに射程圏内の値段に値下がりしたので、買っちゃいました。

【スペック】
検知器・・・ガイガーミューラ管×2本
測定範囲・・・0.05〜999μSv/h
閾値デフォルト設定・・・0.3μSv/h
シンチレーション式ではないので、以下、ガイガーカウンターとします。それでは電源ON!!
事務所内(上土棚)では、だいたい0.08〜0.1μSv/hくらいです。

雨水が集積して比較的線量が高くなるといわれている「側溝」付近に近づけると・・。あれ、あんまり変わらないや?
それではと、雨どいが集まる排水パイプ下の土のところに置くと、「ピピ!」と反応あり!

0.25μSv/hとなりました。室内の約3倍の線量ですが、それでも高い値ではないですね。安心しました。

土から遠ざけると、瞬く間に線量は下がります。

車に載せて、綾瀬市・大和市・海老名市・厚木市・愛川町あたりを少し走りましたが、特段高い数値はなく、アラームが鳴ることもありませんでした。因みに0.3μSv/hがこの線量計の初期アラーム設定値です。その根拠は多分こういうことみたいです。
※ここからややこしいです。
自然放射線が1年当たり1400μSv、これはフツーに生活していて浴びちゃう放射線量。
1時間当りに直すと、0.16μSv/hです。これ以下なら概ね自然放射線の量となります。
0.16μSv/hより多い放射線は、人為的な放射線源があるということとして、その人為的な放射線量の安全基準は、「ICRP勧告」や「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」によって一般公衆の線量限度として1年当たり1000μSv(1ミリシーベルト)となっています。
これをまた1時間当たりにすると0.11μSv/hになり、さっきの自然放射線量0.16μSv/hを足すと、0.27μSv/hになります。
つまり、この数値0.27μSv/h以上を24時間365日検出され続けると、一般公衆の被曝限度を超えることになります。ガイガーカウンターはあくまで簡易測定なので、誤差も考慮してアラーム設定が0.3μSv/hになっている・・・というわけです。
低線量の被曝は諸説入り乱れていて、さらに政府による暫定的な基準変更などにより、一般人にはワケワカラン状態ですが、実際にチェルノブイリ原発事故や核実験によって膨大なデータを保持しているロシア圏のガイガーカウンターのデフォルト設定が同じ0.3μSv/hですので、これでいいと思います。これからいろいろ計ってみますね。
※あくまで簡易測定であり、個人的な目安です。この機械の数値が高い低いで、一概に安全・危険の判断は出来ないので念のため。
僕も震災後しばらくオークションサイトと睨めっこしていたんですが、在庫も無く...しかも割高。
わりと近所の人が、ブログを更新して数値を公開してくれていたので、そちらを見させてもらい購入は見送りになりました...
...今はガイガーカウンターよりもスマートフォンが欲しいです(^^;)
しかも、シンプル。