2006年11月03日

講演会研修「裁判員制度・前編」

11月2日木曜日、商工会館大会議室において、講演会研修「裁判員制度・前編」が行われました。

講演会研修とは、専門家をお招きしてお話を聞く研修事業です。


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今回は横浜地方裁判所から、深見玲子裁判官を講師に迎えて、平成21年5月までに開始される「裁判員制度」について講義していただきました。

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まずは、最高裁判所が作成したビデオ「あなたも参加する刑事裁判〜裁判員制度が始まります」という15分ほどの映像で基本的な裁判の流れを勉強します。


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まるでサスペンスドラマの裁判シーンのよう。
というか、ドラマが本物に似せているので当たり前ですが・・・。
しかし我々一般市民も、こういった裁判に参加するかもしれなくなるのです。


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続いて、講師の深見裁判官による説明です。

私達が裁判員として参加する事になる裁判は、刑事裁判です。

しかも殺人罪・強盗致死傷罪・傷害致死罪・危険運転致死罪・現住建造物等放火罪・身の代金目的誘拐罪などの、重大な犯罪を対象としています。

裁判員は一つの事件に対して、20歳以上の国民のうち無作為に数十人が裁判所に呼ばれ、その中から6名が選出され、裁判官3名と一緒に裁判に参加します。

裁判員の仕事は、

@公判の立会い:裁判官の横に並び、公判に出席します。必要ならば、被告人に質問することも出来ます。
A評議・評決:評議によって被告人の有罪、無罪を決め、有罪ならどのような刑罰にするかを決めます。決まらない場合は、評決、つまり多数決で決めます。
B判決宣告:被告人に判決を下します。

です。
これが終わると裁判員の任務が終了します。

とある機関で試算したデータによると、一生のうちで裁判員候補として裁判所に呼ばれる確率は13人に1人、裁判員になる確率は67人に1人だそうです。


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みんな真剣に説明を聞きます。
もし、自分が裁判員に選出されたら・・・
もし、自分の会社の従業員が裁判員に選出されたら・・・

「どう断ればいいんだろう?」と考えていた方もいたのではないでしょうか。

裁判員の辞退事由は以下のような事情が必要です。

@70歳以上の人
A地方公共団体の議会の議員(会期中のみ)
B学生、生徒
C5年以内に裁判員や検察審査員などの職務に従事した人、及び1年以内に裁判員候補として裁判員選出手続の期日に出頭した人
Dやむをえない理由により、裁判所に行くことや裁判員の職務を行うことが困難な人

です。


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そして質疑応答タイム。
みんな裁判員制度に対して少なからず不安を抱いているので、数多くの質問がなされました。


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最後にみんなで集合写真。
今回の研修で、裁判員制度についてちょっと理解できたのではないかと思います。

もっと詳しく知りたい方は裁判所ウェブサイト
http://www.courts.go.jp/
に掲載されています。

更に、裁判員制度についての研修は、来年の2月に予定しています。
「裁判員制度・後編」は実際の裁判員制度導入後の裁判を、模擬的に行う「模擬裁判」をします。
興味のあるかたは、このブログか綾瀬市商工会青年部担当までお問い合わせ下さい。




posted by 綾瀬市商工会青年部 at 01:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | 研修委員会
この記事へのコメント
JAの皆様、建設総合の皆様、そして部員の皆様昨日は出席頂きありがとうございました。
少しは裁判員制度について理解できたのではないでしょうか。次回の後編へもぜひ参加をお願いいたします。
Posted by 大ひ魔神 at 2006年11月03日 20:32
大変勉強になったいい研修会でした。特に従業員を抱えた事業所や個人事業主の場合、これは切実な問題ですよね。中小企業では多くの場合、人員の余裕もないし、「どうしたら辞退できるか」に関心がいきがちですが、経営者としては「新しい社会的義務」としてしっかりと受け止めたいところです。
Posted by 福 at 2006年11月04日 08:48
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