2007年05月15日

おうし座 〜Taurus〜 4月21日〜5月20日生

「私をさらって何処へ行こうというのです」

美しい少女、エウロペはフェニキア国の王女。
野原で遊んでいる所へ、雪の様に白い穏やかな牛が現れ、そばでうずくまるのでエウロペはついその背中に乗ってしまったのでした。

すると牛は少女を乗せたまま、ものすごいスピードで走り出し、ついには海を渡りはじめたのです。

涙を流し困惑する少女に、牛は人間の言葉でこう言いました。


「私は神々の父ゼウス。そなたの美しさに心奪われ、牛に姿を変えて会いに来たのだ。」


そう言い放つと、ゼウスはエウロペをクレタ島へと連れ去りました。



そこでゼウスは、少女エウロペとの間に三人の子をもうけます。



三人の子はやがて成人し、ミノスはクレタ島の王に、ラダマンテュスは立法者に、サルペドンはリキュアの王になりました。


そしてそれから、エウロペの降り立った土地を、その名から「Europe(ヨーロッパ)」と言う様になりました。




おうし座:

おうし座はとても歴史のある星座で、今はうお座にある春分点が、かつてはおうし座にあったことから、古い時代からとても重要視されていました。
また、おうし座の牛の頭の形から、アルファベットのAという文字が生まれました。
アルファベット最初の文字は星座を基にした象形文字なのです。


星座は、単なるおとぎ話の材料ではなく、当時の人々の生活に深く根付いたものだったことが分かります。


さて、星座を構成する星は有名な星がいくつもあります。

・アルデバランは牡牛の目にあたり、赤い星で1等星。
 オリオン座の三ツ星(これを見つけられる人は多い)を結んで北西に伸ばしたところにある目印となりやすい星です。

・プレアデス星団は、日本名「昴(すばる)」。
 有名な曲の題名であり、また富士重工業のマークでもあります。
 神話ではプレアデス7姉妹として登場することもありますが、実際の星の数は6つ。しかし、世界中で7つ星と言い伝えられているので、昔は7つで今は6つ、と言う説が有力です。

・角の片方の頂点にあるζ(ゼータ)星。そのすぐ近く、北東に位置する「かに星雲」には、すごいエピソード。
 かに星雲は実は超新星の残骸。しかし、その超新星爆発の光は、地球上で昼間であるにもかかわらず、肉眼ではっきりと見えたそうです。
 記録では1054年7月4日。中国の歴史書にも残り、アメリカインディアンの陶磁器にも記録されているそうです。

他にもヒアデス星団、エルナトなどの星も見つけやすく、形のいい星座です。




そうそう、いつもは前文で載ってる、星座解説しなくては。


秋の終わり頃になると、深夜過ぎには東の地平線から、おうし座は顔を出します。おうし座は冬の星座です。
キラキラと小さく固まった星の集まりがプレアデス星団、牛の背中にあたります。
小さなV時の星団はヒアデス星団です。牡牛の顔の輪郭の部分です。
赤くアルデバランが輝き,ちょうど雄牛の目が血走っているようです。そりゃ、美少女をさらっている最中ですから、血走っているのでしょう。
そしてヒアデス星団とアルデバランからV字に大きく分かれて光るのが、エルナトとζ星。これが牡牛の両角の先を表します。


おうし座は、昔の人々が神のワガママな恋に思いを馳せた、大地と暮らしと文字に大きな影響を与えた星座なのです。


posted by 綾瀬市商工会青年部 at 22:47 | Comment(2) | TrackBack(0) | コラム
この記事へのコメント
と言うわけで、今日は代打で私が書きましたよ、星座。

結構面白いもんですねぇ。
ってか、ゼウスになりてぇ・・・。
あのおっさん、こんな話ばっかりじゃんか!

ま、冗談はさておき、ギリシャ神話の傾向から、当時の人たちの関心ごとが、やはり色恋であるということが分かりますね〜。
しかも、自由でエロチック、奔放で秩序の無い恋は、読み手をドキドキさせるドラマのようだわ。
Posted by メガネ at 2007年05月15日 22:52
昔のお話って結構エロエロなんだよねー。
でも良くこれだけの話を作ったなって関心しちゃいます。ギリシャ神話全部を集めた本だと六法全集ぐらいあるからね。

よく市販されているのは、その中でも有名な話や、よーく名の知れた物ばかり集めた物が多いですから結構コンパクトにまとめられたいるんですよ!!

でも星座になっている物は、結構神話の中ではマイナーな部類なんです。知ってた?
Posted by lookup at 2007年05月25日 16:58
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