2008年06月04日

備えあれば

6日2日(月)未明、綾瀬市内北地区にて知的障害者共同施設のグループホームとして使われているアパートの建物全焼火災がおきました。

市内に在住の方は、夜中の防災無線を聞いた方も多いのではないでしょうか。
ニュースでも大々的に報道されたのでご存知の方も多いと思われます。


実は、この記事を書いている私は、この火災現場の隣地域を管轄する消防団の一員で、その日の夜中に防災無線を聞いて出動をし、燃えさかる現場で消火活動をした中の一人でした。
綾瀬市商工会青年部に席をおく部員のうち、半数に近い数の人間が、地域消防団員として日々草鞋を履き替えて頑張っています。


翌日のメディアは一言も触れていませんでしたが、この火災には綾瀬市の消防署の出動以外に、
地域消防団全6分団+座間市+海老名市と、合計10台を超える数の消防車が出動していました。

それだけの大火災だったのです。



テレビを通せば単なる「ニュース」ですが、私たちの街で現実に起こった事件です。
皆さんは、このニュースを見たとき、どう思いましたか?
この悲惨さを身近に感じられましたか?



この件について、火災翌日のメディアは 『スプリンクラーの設置有無』や『施設関係者の運営のあり方』などを、指摘していました。
そのような設備や運営管理者の話は「防災」や「責任」と言う意味でもちろん大切な事です。


ですが、皆さん自身の、日頃から火災に対する「防災準備」は出来ていますか?


例えば、

・地域自治会の防災訓練に参加し、災害に見舞われたときの緊急避難場所を知っていますか?

・自宅火災(小火も含む)での初期消火の方法や、家庭に置いてある消火器の使い方、使用期限を知っていますか?


などなどです。
言い出したら本当にキリが無いです。

ですが、不意の出火、いざと言うときに被害を最小限に留めるにはどうしたらよいかは、考えておく必要があります。


私たちはまず身の安全を守り、適切な対応処理が出来るよう、火災に対する知識と日頃の準備をしっかりしなければいけない!

現場で消火活動をした者として、強く思わされる、本当に悲惨な大火災でした。



この火災では、大勢の懸命な消火活動のかいも虚しく、残念な事に、火災により3人の方の貴い命が失われてしまいました。

グループホームに愛する人を預けていたご家族のご心痛、お察し申し上げると共に、心よりお悔やみ申し上げます。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。



「火の用心、マッチ一本火事の元」です。




posted by 綾瀬市商工会青年部 at 19:34 | Comment(3) | TrackBack(0) | コラム
この記事へのコメント
火事は本当に怖いのだ。
タバコのポイ捨てだって、火事になるかもしれないし、これからシーズンのちっちゃい花火だって、おそろしい火事になっちゃうかもしれない。

放火は防ぎようも無いと思うけど、事故的な発火はなるべく避けるようにしないとね。

僕のような工場を持ってる会社や、ガスやガソリンを扱う会社、塗装業なども可燃物が多いですし、一般家庭でも電気配線や台所など、ほんと気をつけないといけないですよね。
Posted by メガネ at 2008年06月04日 23:27
メディアには、毎日、それは悲惨な事件・事故がたくさん掲載され、この綾瀬の火災の件もそういった中に埋没してしまいがちです。こういった身近な体験談というのは「危険はすぐそこに転がっている」ということを思い出させてくれるいい機会にもなりますね。

日本人は特に危機に対する認識が甘く、「他の人が平気だから自分も平気」というように、自分自身の「危機回避の基準」が、うまく働かない場合が多いようです。こうした根拠のない「大丈夫だろう」という安心感のことを、災害心理学では「正常性バイアス」というそうです。
Posted by 福 at 2008年06月05日 08:32
当日の朝、車のFM放送で滅多に聞かない綾瀬市の名前を連呼されてやっと事の大きさが認識できました。

メディアに大きく取り上げられる事でやっと理解できるあたり自分も危機管理が出来てない日本人かな...なんて思いますね(苦笑)

火はホントに怖いですねぇ
Posted by みや at 2008年06月06日 13:53
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